雑菌が気になる…意外と知らない正しいパンツの洗い方

洗濯機で洗濯をする際に、何と何を一緒に洗ったら良いのか戸惑うことはありませんか。台所で使うふきんと下着を一緒に洗うのは、どうも気が引けますよね。時に下着には大腸菌などの菌が付着することもあるため、洗濯をする際には気をつけておきたいもの。では下着はどのような方法で洗うのが良いのでしょうか。

洗濯機の中には雑菌がいっぱい
どんどん進化しハイテク化していく洗濯機。今や洗濯機なしでは洗濯を考えられないほどになりました。でも洗濯機を信頼しすぎて、洗濯機で洗えばタオルや衣服の汚れが完璧に落ちると信じていませんか。実は洗濯機の中は雑菌が住み着くのに好条件であり、目には見えない雑菌がウヨウヨとしています。そしてこれらの菌は洗濯をするたびに洗濯物についてしまっているのです。洗剤を使って洗濯をしているのだから、殺菌できていると思うのは間違い。残念ながら洗濯用洗剤には雑菌を殺す効果はなく、それどころか洗濯を繰り返すたびに雑菌は増えていってしまうのです。

下着を洗濯機の中に放り込むたびに雑菌が運ばれる
下着には雑菌が付着しやすく、下着を洗濯機に入れるたびに雑菌が洗濯機の中へと移されていきます。これらの菌は洗濯中に別の衣類に拡散されます。例えば食中毒の原因となる菌O-157が下着についたまま洗濯してしまうと、1億という数のO-157が洗濯機の中で拡散されてしまうのだそうです。
下着などについた菌を殺菌するためには、少なくとも140度の熱湯で消毒する必要があります。しかし洗濯機で140度洗いをするのは無理なこと。そこで行われたのが、電子レンジを使って下着に付着したカンジダ菌を減菌できるかという実験でした。その結果、カンジダ菌の減菌には成功したとのことですが、電子レンジに入れられるのは綿素材のものだけ。化学繊維の含まれた下着を入れると溶けてしまうという問題があります。でも電子レンジが減菌に効果的とはいっても、調理器具なので下着を入れるのははばかられますよね。

雑菌対策のためには何をしたらいいの?
下着から雑菌が広まるのを防ぐためには、まずは下着とタオル類は別々に洗濯した方が良さそうです。また家族に食中毒や胃腸炎などを起こした人がいる時は、病人の下着は分けて洗った方が良いでしょう。雑菌対策のためには140度の高温処理が有効となりますが、その場合はアイロンをかける、または高温の乾燥機を使用するのがおすすめです。これでほとんどの菌は死滅してしまいます。
雑菌の住みかとなりやすい洗濯機は、定期的に掃除をするようにしましょう。(服が雑菌まみれになる前に!洗濯槽の掃除のやり方)
洗剤投入ケースやごみ取りネットなどを綺麗にし、パッキンの裏など見えないところも丁寧に掃除するようにします。それから洗濯槽の掃除をするには、漂白剤を使うと便利です。洗濯機の中にぬるま湯を入れて、漂白剤を入れて少し回してから一晩そのまま置いておきましょう。すると汚れが綺麗に取れてきます。つけ置き後は洗濯機の中が空の状態のままフルコースで回しましょう。 1ヶ月に1回ほど洗濯機の掃除を行うと、十分な雑菌対策となります。

writer:Akina

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