ただの鼻づまりじゃないかも…鼻にカビが入る副鼻腔真菌症とは?

ただ鼻水が出ているだけ、鼻づまりが起きているだけ…そう思って油断していると、もしかしたら知らない間に副鼻腔真菌症(ふくびくうしんきんしょう)にかかっているかもしれません。副鼻腔真菌症は、カビ菌が副鼻腔の中に侵入することで起きる病気です。この記事では、副鼻腔真菌症の症状や原因についてご紹介します。

副鼻腔真菌症であらわれる症状
カビ菌(真菌)が副鼻腔内に入り込んだときに病巣ができてしまうのが、副鼻腔真菌症です。初期症状は鼻水や鼻づまり、鼻のかゆみといったものばかりで、花粉症やアレルギーと間違われやすい存在です。そのため、症状がひどくなってからようやく副鼻腔真菌症を起こしていることに気付く人が多いのです。副鼻腔真菌症は気づかずに放置していると、症状がどんどん悪化し、やがて以下のような症状が出てくることも。

・膿みを伴うネバネバとした悪臭のある鼻水が出る
・鼻血が出る
・目の周辺や頬のあたりが炎症を起こし、痛みや腫れが出る
・鼻の中でポリープができる

上記のような深刻な症状が出てくると大変です。鼻水から悪臭が出る場合は、ニオイのもとが鼻から口に流れてきて口臭になることも考えられますね。最悪の場合、副鼻腔真菌症は脳に悪影響を及ぼすこともあります。鼻水や鼻づまりが一向に良くならないと感じたときは、油断せずに医療機関などで検査してもらうと良いですね。

副鼻腔真菌症が起きる原因
副鼻腔真菌症を起こしてしまう原因として多いのが、風邪などで免疫が弱ったケースです。免疫力が低下していると副鼻腔内に細菌やカビ菌が入り込みやすくなります。そのため副鼻腔真菌症を起こすリスクが高くなってしまうのです。免疫力が弱っているときは、マスクを着用するなどして細菌感染のリスクを防いでおきたいですね。また、副鼻腔真菌症はカビ菌(真菌)に対するアレルギーを持っている場合でも起こり得ます。なるべくカビ菌のないような空間で過ごせるように、身の周りはしっかり清潔に保っておきましょう。

洗浄や手術など…耳鼻咽喉科で治療すべし
副鼻腔真菌症を治療する場合は、耳鼻咽喉科に受診するのが一般的です。耳鼻咽喉科では、内視鏡などを用いた洗浄や手術が行われます。もしも症状が深刻なようであれば、手術のために短期入院が必要になるケースも。症状が深刻になればなるほど治療も大がかりになっていきますから、もしも副鼻腔真菌症の疑いがあるようなら早めに耳鼻咽喉科で検査をしてもらってくださいね。

writer:さじや

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