関西国際空港では初! 使用済みてんぷら油など「廃食油」を燃料に走るトーイングトラクターが登場!!

年度内に5台まで増やす予定。

廃食油を元にしたバイオディーゼル

 鴻池運輸は2024年5月21日、関西空港でグランドハンドリング業務を行っているグループ企業のKグランドサービスが、空港内の作業に使用するトーイングトラクター1台にバイオディーゼル燃料「B30」を使用し、すでに運用を行っていると発表しました。

 B30燃料は、廃食油を原料に製造した脂肪酸メチルエステル(FAME)を軽油(ディーゼル)に30%混和したものです。主に空港・港湾・工場などの私有地内で稼働するナンバープレートの付いていない車両の燃料として使用できます。 関西空港でバイオディーゼル燃料使用のトーイングトラクターが使われるのは、今回が初とのことです。鴻池運輸によると、KグランドサービスはB30燃料を使用するトーイングトラクターを、2024年度内に5台まで増やす予定といいます。 鴻池運輸は「2030年ビジョン」のひとつとしてCO2(二酸化炭素)の削減目標を2019年3月期比35%減としており、今回のバイオディーゼル燃料導入のほか、鉄道輸送へのモーダルシフト推進や、幹線輸送の省人化・効率化を推進しています。

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