砂糖を摂りすぎていない?砂糖の1日目安量は小さじ6杯!

忙しく疲れたときに甘いものを食べるとホッとしますよね。それは甘いものを食べると、精神を安らげるホルモン「セロトニン」が分泌されるからです。このように甘いものは私たちを癒してくれる反面、砂糖を摂りすぎると体に様々な害を及ぼします。つい摂りすぎてしまいがちな砂糖、その弊害について考えてみましょう。

砂糖には依存性がある
甘いものに目がない、やめられないという人は少なくないでしょう。砂糖は適量摂るぶんには健康上問題ありません。しかし摂りすぎると体に様々な悪影響を及ぼします。特に問題なのは砂糖には依存性があるということ。気をつけないと摂取量がどんどん増えてしまうことがあるのです。砂糖依存症になる1つ目の理由は、砂糖を取ると急激に血糖値が上がり、体内で大量のインスリンが分泌されることにあります。インスリンには血糖値を下げる働きがあり、急に血糖値が下がり低血糖の状態に陥ると、脳が空腹であると勘違いをし、もっと糖を摂るように指令を出すのです。そのため甘いものをもっと欲するようになります。

2つ目の理由は、冒頭にも述べましたが、砂糖を取るとセロトニン(幸せホルモン「セロトニン」を増やす! 毎日できるキレイ習慣)やドーパミンなどの脳内物質が分泌されることにあります。これらは幸福ホルモンとも呼ばれ、体に心地よい快感をもたらします。体や精神の癒しとなりますが、それと同時にクセにもなりやすいのです。

砂糖による2つの弊害
砂糖の摂りすぎで肥満や虫歯の原因となることも問題です。
●肥満の原因になる理由
砂糖を摂ると血糖値が上がり、血中の糖を素早く内臓器官に吸収させるためにインスリンが分泌されます。しかし糖が多すぎると、インスリンは余った糖を脂肪に変えて、脂肪細胞に蓄えてしまいます。そのため、糖を摂りすぎると太りやすくなるのです。肥満は生活習慣病の元となるので注意しましょう。

●虫歯の原因に
砂糖は虫歯の原因となる細菌「ミュータンス菌」の餌となります。ミュータンス菌は歯の表面で歯垢(プラーク)となり、砂糖を原料として、歯を溶かす酸を作り出します。酸が多く作られると歯が溶けてもろくなり、虫歯ができやすくなります。

砂糖の1日摂取目安量は小さじ6杯まで
世界保健機構 (WHO)が発表した、健康的な1日の砂糖摂取目安量は、成人では25gとのこと、つまり小さじ6杯分に相当します。この量を多いと見るか少ないと見るかはあなた次第。しかしコーヒーや紅茶に砂糖を入れないし、それほど砂糖を摂っているつもりはない!という人も注意が必要です。実は砂糖は見えないところでたくさん使われており、例えばケチャップ大さじ1杯には、すでに4gの砂糖が含まれています。甘さを感じずとも、多くの加工食品において砂糖が使われていると考えておいた方が良いでしょう。また清涼飲料では1缶に40gほどの砂糖が含まれており、1缶飲んだら1日の砂糖摂取目安量を超えてしまうことになります。

砂糖を減らすには、砂糖慣れしてしまった味覚を変えていく必要があります。飲み物やヨーグルトなどにむやみに砂糖を入れすぎないようにし、料理に使う砂糖の量も減らすようにしましょう。また甘いお菓子やデザート、ジュース、清涼飲料は控えめにしましょう。砂糖を減らしていくと最初は物足りなく感じ、禁断症状が出てしまうこともあります。しかし意外と早く慣れるもの、慣れてしまえば砂糖はそれほど必要なくなってきます。どんな食品にどれだけの砂糖が含まれているのかを意識しながら、健康のために砂糖を減らす努力をしていきましょう。

writer:Akina

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