鎌倉だけじゃない!大仏と紫陽花

千葉県に鋸山(ノコギリヤマ)と言う山があるのをご存知でしょうか?房総半島の南部、千葉県安房郡鋸南町と富津市の境に位置する標高329mの山です。江戸時代から昭和までに良質な石材を生んだ石切場があり、採石の結果、山がノコギリの刃のように見える形状となり、東京湾に入る船の目印にもなって、ノコギリ山と呼ばれるようになったそうです。

鋸山には、見どころがたくさんありますが、多くは日本寺というお寺の敷地の中にあります。日本寺は約1300年前、聖武天皇の勅詔を受けて、行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所だそうです。鋸山(のこぎりやま)の南側斜面10万坪余りの広大な境内に『地獄のぞき』「大仏」『羅漢』等のエリアがあります。最も有名な『地獄覗き』は頂上付近にあり、展望台からの東京湾~伊豆大島まで見渡せる眺望が素晴らしいのですが、ぜひじっくりご覧いただきたいのは大仏エリアです。

実は、鋸山の大仏は、鎌倉より、奈良より大きいのです。1783年に3年かけて造られた時は、台座共9丈2尺(約28メートル)の磨崖仏像でしたが、江戸末期になって、自然の風触による著しい崩壊があり、1969年、四年かけて修復し、現在の大きさ21メートルになりました。目の前で見ると圧巻の大きな大仏。往時はさらに大きかったとなると、当時建造に関わった人々の仏様に対する熱意、そして技術力に驚かされます。

鋸山は、ちょうどもうすぐ紫陽花の季節を迎えます。例年、6月中旬を過ぎると、境内に植えられている二万本の紫陽花が綺麗に咲き誇ります。ぜひ、雄大な景色と綺麗な紫陽花を見に、お出かけしてみては、いかがでしょうか?

ちなみに。日本寺と書いて『にほんじ』と読みます。千葉県内には日本寺と書いて『にちほんじ』と読み、別名『あじさい寺』と呼ばれているお寺が香取郡多古町にあります。今回ご紹介しているのは、房総にある安房郡鋸南町のお寺ですので、お間違えのないように。

 

【鋸山へのアクセス】

■電車の場合
①R「東京」駅より内房線「浜金谷」駅もしくは「保田」駅下車
※ロープウェイご利用の場合は、「浜金谷」駅下車。表参道からのぼる場合には、「保田」駅から遊歩道となります。保田駅から大仏まで2キロぐらいですが、階段なので、相応の時間が掛かります。
・②東京 → 品川 → 久里浜・東京湾フェリー(35分) → ロープウェイ山麓駅 → 鋸山頂展望台

■車の場合
・東京 → 川崎 → アクアライン → 木更津 → 鋸南保田
鋸山ロープウェイまたは鋸山登山自動車道(有料道路)を利用すれば、地獄覗きは、すぐです。
大仏を見るには、東口の無料駐車場が便利です。
※地獄覗きから大仏までの往復は20~30分程度歩くことになります。道と言うより階段で、整備されてはいますが、山道のような階段ですので、歩きやすい格好をオススメします。

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