「対空ミサイルでは迎撃不可!?」ロシア軍が新型極超音速ミサイルをウクライナに使用か その性能とは

キーウ攻撃に使用か?

マッハ8~9とされるミサイル

 ウクライナ政府運営のキエフ科学研究所は2024年2月12日、ロシアの新型極超音速ミサイルである3M22「ツィルコン」がキーウへの攻撃に使用された可能性があると発表しました。

 これは2月7日にキーウに対するロシア軍の攻撃で使用されたミサイルの残がいを調査した結果、判明したとのことです。これが事実であれば戦場で同ミサイルが初めて使われたことになります。 キエフ科学科学研究所によると、3M22「ツィルコン」にはジェットエンジンやステアリングシステムのボルトなどに特有な「3Л22」という刻印が付けられているとのことです。 3M22「ツィルコン」は、艦艇から発射する対艦極超音速ミサイルで、2023年1月にロシア海軍に実戦配備をされたことが報じられています。速度はマッハ8~9、射程は600~1500km、弾頭の重量は約300~400kgとされています。発表されたスペック通りであれば、既存の防空システムでは迎撃不可能で、ロシアの艦艇発射型巡航ミサイルである3M-54「カリブル」よりも、高い貫通力と炸薬量を誇るとされています。 ただ、3M22「ツィルコン」とされる残がいは破損状態がひどく、完全に特定することが不可能です。発射できる設備を持つ兵器もアドミラル・ゴルシコフ級フリゲートや汎用型潜水艦などの一部の艦艇に限られるということで、今回のミサイルが3M22「ツィルコン」であるかについては懐疑的な報道もあります。

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