ランクル、ハイエースなど出荷停止 トヨタグループで新たな「認証不正」国内外10車種 ECUでごまかし

ダイハツだけの話ではなくなりました。

豊田自動織機が不正

 トヨタならびに豊田自動織機は2024年1月29日、豊田自動織機における新たな「認証不正」が発覚したと発表しました。トヨタ車の一部が出荷停止になります。

 不正が発覚したのは、トヨタが豊田自動織機に委託して開発されたディーゼルエンジンです。両者は当該エンジンならびに、当該エンジンが搭載された車両の一時出荷停止を決めたといいます。 当該車両は、「ランドクルーザー300」「ハイラックス」「ハイエース」「ダイナ」「ランドクルーザープラド(生産終了)」などのほか、レクサス「LX500d」、日野「デュトロ」など全10車種(うち日本6車種)です。 不正は豊田自動織機のフォークリフト、建設機械用エンジンの国内排出ガス認証不正について調査を委託した特別調査委員会が提出した報告書で発覚。トヨタが認証申請手続き用に豊田自動織機へ委託した自動車用ディーゼルエンジン3機種の出力試験において、違反行為があったことが判明しました。 具体的には、出力試験時に、「量産用とは異なるソフトを使ったECUを用いてエンジンの出力性能を測定」し、測定する数値が安定するようにバラつきを抑えて報告する行為が行われていたということです。 トヨタは、生産品を改めて検証し、「エンジン出力の規準を満たしていることは確認しております。従いまして、ただちに使用を停止していただく必要はございません」としています。 しかしながら、「ダイハツに続き、豊田自動織機において不正行為が繰り返されてきたことは、認証を行うメーカーとしての根本を揺るがす事態であると大変重く受け止めております」と謝罪。豊田自動織機について、企業風土の抜本的な改革が必要としたうえで、「ディーゼルエンジン事業を移管したトヨタとしても、豊田自動織機のエンジン事業の再生に向けて、継続的にサポートをしてまいります」としています。

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