「さよなら!」米海軍イージス巡洋艦「アンティータム」離日へ タイコンデロガ級も在横須賀は1隻に

35年以上使われている古参艦でもありますし。

11年にわたって日本に配備されていたベテラン艦

 在日米海軍司令部は2024年1月26日、神奈川県のアメリカ海軍横須賀基地に前方配備されていた巡洋艦「アンティータム」がハワイのパールハーバーに向け日本を離れたと公式X(旧Twitter)で発表しました。 「アンティータム」は、タイコンデロガ級巡洋艦の8番艦として1987年6月6日に就役。横須賀には2013年2月より配備され、11年にわたって第7艦隊の主要戦闘艦として活動し続けてきました。

 同艦は高度な防空システムである「イージス・システム」を搭載する、いわゆるイージス艦の1隻ではあるものの、弾道ミサイルへの対処が可能な能力(BMD能力)は付与されていません。そのため、アメリカ海軍では近代化改修を受けてBMD能力が付与されたイージス駆逐艦「マッキャンベル」と交代させることをすでに決めており、それを受けてこのたび横須賀を離れました。 すでに「アンティータム」は艦齢が36年以上にわたっており、かつ前述のようにBMD能力がないことなどから、アメリカ海軍では2024年に退役させる計画です。そのため、同艦はハワイのパールハーバーに入港後、あまり間を置かずに艦歴に幕を閉じることになります。 なお、これに伴い横須賀基地に配備されているタイコンデロガ級ミサイル巡洋艦は「ロバートスモールズ」のみになります。

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