アマVのN・ダンラップが家族、コーチらとミーティング LIVゴルフ参戦の可能性は?

先週の「ザ・アメリカンエクスプレス」で33年ぶりとなるアマチュアで米PGAツアー優勝を成し遂げたニック・ダンラップ(米国)。今週の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」の出場を取りやめ、地元のアラバマに戻った。23日(火)には家族、コーチ、アドバイザーらとミーティングを行い、次ぎなるステップについて話し合ったという。
すぐにプロ転向をすれば来週のPGAツアーはシグネチャーイベントの第2戦、「AT&T・ペブルビーチプロアマ」への出場が可能。賞金総額は2000万ドル(約29億円)で予選落ちはなく、ダンラップは多額の賞金を手にすることがでる。

アラバマ大のコーチ、ジェイ・シーウェルは米ゴルフチャンネルに出演し、「ダンラップは家族と今後の選択肢について話し合いを続けている。彼はツアーの出場権を得たし、もうすでにPGAツアーの一部だ。問題はそれをいつ行使するかだ」と話した。

一方で、若きスター誕生にサウジアラビアのオイルマネーで潤沢な資金がある「LIVゴルフ」が放っておくわけがないとも見られている。

ダンラップのマネジメントは、世界的なアスリートのエージェント、“GSEワールドワイド”が務めるという話しもある。GSEはゴルフ界ではブライソン・デシャンボー(米国)、アブラハム・アンサー(メキシコ)、ポール・ケーシー(イングランド)、ホワキン・ニーマン(チリ)、ジェイソン・コクラク(米国)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)と現在LIVゴルフでプレーする選手が続々。ちなみに「ザ・アメリカンエクスプレス」でダンラップに敗れたサム・バーンズ(米国)も所属している。

ダンラップは以前にLIVゴルフについて聞かれた際には、「それがうぬぼれなのかは分からないけど、ずっとPGAツアーでプレーすることを夢見てきた。僕にとっての目標はタイガー・ウッズ。彼の記録に近づけるなんて思ってもいないけれど、タイガーを追いかけることを目標としている」と話している。

2024年のLIVゴルフは2月2日、メキシコのマヤコバで開幕するが、昨年12月に電撃移籍したジョン・ラーム(スペイン)のチームメートはまだ発表されていない。(文・武川玲子=米国在住)

externallink関連リンク

プロ転向決断か? 先週歴史的Vのダンラップが大会欠場「家族、友達、チームメートと過ごしたい」 アマVのダンラップにミケルソン、ラームも祝福  「少し残念(笑)」33年ぶりアマV ニック・ダンラップの“2億2000万円”の行方は… 米ツアーで33年ぶりのアマチュアV 一方、日本ツアーでは? 「ファーマーズ・インシュランス・オープン」初日の組み合わせ&スタート時間
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)