大阪~福知山の”狭隘区間”さらに変化!? 西宮名塩の「生瀬トンネル」開通へ 完全4車線化にはずみ

生瀬の4車線化に向けてまず「新ルート」が完成です。

クネクネ狭隘区間に新車線が開通

 国土交通省 近畿地方整備局は2023年12月22日(金)、兵庫県西宮市と宝塚市の国道176号で行われている改良事業「名塩道路」について、「生瀬トンネル」を含む1.1kmが完成すると発表しました。通行開始は2024年2月12日です。 国道176号の西宮名塩周辺は、大阪方面から三田・福知山方面へ抜けていく途中の山岳区間で、狭い2車線道路がクネクネして走りづらく、渋滞も頻繁に発生するボトルネックの難所でした。さらに雨量規制もあるため、重要なネットワークであるにもかかわらず大雨の際は道路が寸断される状態でした。 少しずつ拡幅や線形改良の工事が進められ、気づけば全体の7割で、中央分離帯がしっかりある4車線道路が完成しています。残るはヘアピンカーブの連続するさくら台周辺の2.1kmと、生瀬トンネルを含む2.2kmの計2工区です。 今回発表があったのは、その生瀬トンネル工区の核心部分。絶壁と武庫川に挟まれた現道は拡幅困難なので、山側にトンネルをぶち抜いて新ルートを作り、現道とあわせて2車線+2車線の4車線道路する計画です。 今回は、まず2車線道路をこの新ルートに切り替えます。そのあと現道を大阪方面の2車線になるように作りかえ、それが終われば晴れて「4車線化完了」となります(2026年春予定)。

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