ワーママが働く上で気をつけるべきことは?

ワーママとは「ワーキングママ」を略した語で、子育てにいそしみながら働く女性を指す。いわゆる「ワーキングマザー」と同義(実用日本語表現辞典より)』とあります。
家族構成は様々ですが、子育てをしながら、会社員や派遣、パート、アルバイト、フリーランスなど専業主婦ではなく何かしらの仕事をしている女性のことを指します。
ここでは、会社など組織の中で働くワーママについて考えてみました。
ワーママが職場で守るべきマナーとは

ワーママは多機能に何でもこなすスーパーウーマンのように見られますが気付かれない苦労もたくさんあることでしょう。そんなワーママを暖かく迎えてくれる社会が少しずつ整ってきてはいるようです。
その一方で、「ワーママ」であることを盾に、自分勝手な振る舞いをしているほんの一部のワーママがいることで、あらぬ誤解や無理解を受けてしまうことがあるのも事実です。これからワーママデビューする方も、既にワーママとして頑張っている方も職場でのマナーについて今一度確認してみましょう。

仕事はしっかりとこなす
与えられた仕事はしっかりとこなす、というのは働く全ての人に平等な責任です。
しかし、ワーママは時短勤務や急な呼び出しなどで、与えられた仕事に支障が出るような事態が起きやすいのです。
そのことを加味した上で、自分の仕事量は適切なのか?を確認し、そうでなければ上司と相談して調整してもらいましょう。
色々考慮してもらっているから…と、無理して多くの仕事を引き受けても、結果的に責任を果たせないのであれば意味がありません。今の自分にとってベストを尽くせる仕事量を把握する事が大切です。
また、仕事を残して退社せざるを得ない場面で他の人へ当然のようにお願いすることは避けましょう。「ワーママは無責任」というイメージが社内で共有されてしまうと、他のワーママ達までもが働きにくい環境が出来上がってしまいます。
進捗状況を早めに伝えるなど、通常より多くのコミュニケーションをとるようにしたいですね。

周りの気遣いに感謝する
急な早退や休みなどで、会社に多少なりとも負担をかけながら働いていることは事実です。その自覚をもっていれば、仕事が出来ること自体に感謝の気持ちを持てるはずです。
困った時素直に甘えられるのは大事ですが、当然と思ってはいけません。
何かフォローしてもらったら「ありがとうございます」と言う。
早退や休みで負担をかけた方には後日になっても良いので「すみませんでした」と直接伝える。
はじめは出来ていても、慣れによって言わなくなるのはNGです。
年月が経っても謙虚な気持ちを持ち続けることが、周囲と上手にやっていく一番の秘訣なのではないでしょうか?
「モンスターワーママ」なんて呼ばれないために

「モンスターワーママ」とは、育児をしながら働くママの中で職場へ迷惑をかける度合いが目に余る人達のことを指します。
これまで、働きたいママたちへの企業側サポートはあまりありませんでした。しかし、近年急激に共働き家庭が増える中で制度が整えられてきています。
『受けられて当然』となりつつある制度にあぐらをかき、権利だけを主張するママ達が増えているようです。周囲のサポートを当然と思ってしまい、その負担への気遣いもなく、一番大切な”感謝”が薄れてきているのです。
「モンスターワーママ」と呼ばれることのないよう、時々は客観的に言動を振り返り、余裕のある時には「何か手伝えることはありませんか?」と声掛けをしてみるのも良いかもしれません。
権利は主張したとたん目に余るもの。
周囲への広い視野を持ち、感謝の心と共感能力を発揮して過ごすことで、働きやすい環境を自分で作っていけるのではないでしょうか。(文・亀山 美千代)

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