テニス界のレジェンドからの“金言”胸に好発進 初シード獲得目指す鶴岡果恋の平常心

<伊藤園レディス 初日◇10日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741ヤード・パー72>

現在のメルセデス・ランキングは56位。最終戦を除けば残りあと2試合となったなかで、鶴岡果恋が初シードを目指して奮闘している。7バーディ・1ボギーの「66」で滑り出し、6アンダーは首位と2打差の3位タイ。「52度(ウェッジ)の距離感と方向性が良かった。バーディ圏内に毎回ついてくれて入ったことで、きょうのスコアが出ました」と、獲りも獲ったりの一日を振り返った。
インからスタートして、前半で4つのバーディ。流れよくバックナインへ向かうと、直後の1番では残り90ヤードから52度ウェッジで1メートルにピタリ。この日4番で唯一ボギーを喫しても、5番はまたしても52度でつけてバウンスバックとした。シード争いも最終局面とあって、「この試合を入れて2試合しかない。連続トップ10目指してやっています」と滑り込みに意欲を燃やす。

1桁順位でのスタートは今季4回目。「ヤマハレディースオープン葛城」では首位で最終日を迎えた。だが、最終日に「79」と崩れて13位で終了。年間トップ10入りは3回でやや物足りない。

「最終日に崩れちゃうことが多い…」という悩みについて、テニス界のレジェンドにアドバイスをもらった。出場資格がなかった先週はオフとなったが、知人を通して元プロテニス選手の杉山愛さんと初対面。「緊張すると体が動かなくなる。どうしたらいいですか?」という質問をぶつけた。すると、寝る前の呼吸法に加えて、『緊張した時の自分のクセを知ること。相手との競争よりも、自分の目標にフォーカスした方がスコアメイクにつながると思う』という金言をもらった。

「がっついちゃうといつもダメ。落ち着いて、いつも通りの平常心で18ホールを回れたら」と、教わったことを好スタートへつなげた。残り36ホールもこの心持ちをキープできれば、求める結果は自ずと近づいてくるはずだ。“大一番”のなかで迎えた戦いでも、「リラックスして、楽しくできました」とニッコリ。授かった金言を胸に、念願の初シード入りへ泰然自若で挑む。

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