
<ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン 2日目◇10日◇ペリカンGC(米フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>
勝みなみの快進撃が2日目も続いた。5バーディ・2ボギーの「67」と前日の「63」にはおよばないものの、トータル10アンダーは首位と2打差の単独2位で、今大会を折り返すことになった。
スイングの修正を試みた大会前に自信を取り戻すと、そのまま2日間を駆け抜けた。「今まででいちばんよかった」と、米参戦初年度のなかではもっとも納得の2日。「あしたからもまたスコアを伸ばせそうな雰囲気で終われている」と、フロリダの太陽に照らされた表情はますます明るい。
前半の16番ではティショットを左に引っかけて、セカンドはグリーン左の池につかまった。いつもなら焦りもあるが、調子の良さが後押しする。「気楽な気持ちで」と、ドロップしたあとの4打目を1メートルにつけた。「ダボでも次のホールもチャンスがあるし」と切り替え。「これくらいの気持ちのほうがいいんだなって思いながらラウンドしてました」とミスにも動じない。
後半の7番では、前日に続いて妙技を見せる。2オン可能なパー5は前日、ティショットを右に曲げて隣のホールに打ち込んだ。それでも、そのフェアウェイから2オンに成功してバーディが生まれた。そんな失敗からの成功体験をこの日も生かした。「3番ホールを回っているときに『どうしますか』みたいな話をキャディさんとしていて」と、“あえて”狙って隣から打つことも視野に入れた。
そして迎えた7番ティ。明らかに右を向き、4番のフェアウェイをめがけてドライバーを振り抜いた。7番のフェアウェイから2オンを狙えば、大きなガードバンカーがどうしても目に入る。それを避けるルートを偶然発見していた勝は、見事に連日の2オンに成功した。
長いイーグルパットを3メートルショートしたが、これを入れてバーディ。「狙いました。みんな使い始めるんじゃないかな?(笑)」とジョークも飛び出すほどの新ルート開拓。週末も「あります」と継続使用の可能性を示唆するほどの圧巻バーディだ。
楽しそうにプレーするのは「納得したうえで上位にいけている」状態のため。この勢いで臨む決勝ラウンドでは「とりあえず目の前のことを一生懸命やれば結果もついてくる」と自信満々。このままいけば年間ポイントランキングも60位内に入り、次週の最終戦出場権も手にすることができる。最高の形で今週を終えて、躍動する姿をもう1週間見てみたい。(文・高桑均)