
止まる県と止まらない県、また差が付きました。
止まる県と止まらない県の差も
JAF(日本自動車連盟)は2023年10月24日(火)、歩行者と自動車についての全国調査の結果を発表。 そのなかで「信号機のない横断歩道」で歩行者が渡ろうとしている時、クルマがきちんと一時停止する割合は全体の「45.1%」だとしています。 この調査は例年おこなわれています。2018年まで一時停止率は「ヒトケタ台」でしたが、このJAFの調査結果が注目されたこともあり、徐々に増加。昨年は39.8%で、そこからさらに上昇しています。 とはいえ、JAFは「まだ半数以上が止まらない!」としています。道路交通法第38条では「車両等は、その進路の前方の横断歩道等を横断し、または横断しようとする歩行者等があるときは、その横断歩道等の前で一時停止し、かつ、その歩行者等の通行を妨げないようにしなければならない」とされており、違反すれば「横断歩行者妨害」となります。 さらに、こちらも例年ですが、「都道府県別」の結果も発表。都道府県別の一時停止率ベスト3、ワースト3は次のとおりです。●ベスト3・長野:84.4%・石川:76.4%・栃木:74.8%●ワースト3・新潟:23.2%・福井:26.7%・大阪:26.7% JAFは「今後、横断歩行者の事故や死傷者の減少の一助となるよう『信号機のない横断歩道』における車の一時停止率の向上をはかって参ります」としています。