
日本代表は11日、千葉県内で『MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023』のカナダ代表戦に向けたトレーニングを実施。練習後に旗手怜央(セルティック/スコットランド)が取材に応じた。
9月の欧州遠征では、ケガのため代表メンバーから外れた旗手。ドイツ代表戦、トルコ代表戦は「テレビで2試合とも見ていた」と言い、「チームとして出来上がっているなという印象は受けたが、悔しさもあった。自分の持ち味を出せるんじゃないかなと思って見ていた。今回は選ばれて試合に出れるチャンスがあるし、試されていると思うので、頑張りたい」と力強く語った。
今回の活動ではカナダ代表、チュニジア代表と対戦する。試合に向けて、旗手は「どういう展開になるかわからないが、90分ずっとボールを持てる展開はない。攻守の切り替えは自分の持ち味でもあるので、そこでいかに存在感を出せるかがカギになると思う」と、ポイントを語り、自身が起用されるポジションに関しては、「ボランチが2人になるかはわからないが、現実的に考えて、トップ下の可能性が高いかなと思う。ただ、いろいろなポジションができるというのは、自分の良さでもあるので、どこで出場するかはわからないが、出場したポジションで自分のプレーが出せればいいかなと思う」と話した。
そして、普段所属するセルティックでのプレーについて質問を受けた旗手は、「復帰してから、徐々に自分のプレーを出せてきているので試合に長い時間出られるようになってきたと思う。ただ、出たからには結果を残さないといけない」と手応えを語りながらも課題を口にし、「ケガから復帰してそこまで試合をこなせたわけではないので、難しい部分もあるけれど、プレシーズンと比べてスムーズに(中央で)プレーできることも増えてきた。あとはどう自分の良さをチームに落とし込めるかだと思うので、そこはチームというよりは自分次第だと思う。チームのやるべきことを整理しつつ、自分のやるべきことも整理したい」とさらなる向上を目指していた。
今後、日本代表は13日にカナダ代表(19時35分キックオフ/デンカビッグスワンスタジアム)、17日にはチュニジア代表(19時10分キックオフ/ノエビアスタジアム神戸)と対戦する予定になっている。