あなたは大丈夫?睡眠負債の恐怖!

毎日しっかり眠れていますか。年々、睡眠時間が足りていないと感じる人が増えているようです。今、睡眠の不足分を負債のように見立てた「睡眠負債」という言葉が話題になっています。睡眠が足りないのを見過ごしていると、やがて体に不調をきたす恐れがあります。

睡眠負債を抱える日本人が急増
本来8時間の睡眠が必要な人が6時間しか寝なければ、睡眠が2時間不足していることになります。このような睡眠の不足分は「睡眠負債」と言われ、この負債が積み重なることで、身体に及ぼすリスクが指摘されるようになりました。睡眠時間には個人差がありますが、もし10時間睡眠が必要な人が8時間しか寝ていなければ、やはり2時間分の睡眠負債となるわけです。「睡眠負債」とはもともとアメリカで言い始められた言葉です。しかし世界で最も眠らない国民と言われる日本人に、この言葉はピッタリ当てはまります。本人が意識していない場合もありますが、睡眠負債を抱えている日本人は多く存在しています。

睡眠負債による健康被害
睡眠負債を抱え続けることは、体に無理を与えて様々な影響を及ぼします。誰にでも睡眠不足の経験があると思いますが、睡眠が足りていないと頭がボーッとしてクリアに考えられなくなりますよね。このように睡眠負債に陥ると脳の機能が低下し、作業率が落ちてしまいます。さらには注意力も落ちるので、ミスや事故を起こしやすくなります。それだけではありません、睡眠負債は健康への悪影響も及ぼします。免疫力が低下するので成人病やがんなどにかかりやすくなり、また脳機能の低下からうつなどの精神疾患や認知症リスクが高まることも指摘されています。

睡眠習慣を変えて負債を返済しよう!

厚生労働省の国民健康・栄養調査を見ると、平成20年以降現在に至るまで、睡眠6時間未満である成人男女が年々増加しているのが分かります。無理に睡眠を削って頑張っても、体を壊してしまったら元も子もありませんよね。睡眠負債を返していくには、1回寝溜めした程度ではどうにもならず、毎日の睡眠習慣を変えていく必要があります。まずは自分に睡眠負債があるのかどうか、見極めることから始めましょう。日中の眠気が強い場合は睡眠負債がある可能性があります。翌日が休日であれば、夜に部屋を完全遮光して、目覚まし時計やスマホなどをオフにして眠ってみましょう。もし翌日普段の2倍以上の時間寝てしまうようであれば、睡眠負債を抱えていると考えられるそうです。
平日の睡眠時間を増やすのは簡単ではないかもしれません。しかし夜のテレビやスマホを控えて早めに床に着く努力をしてみましょう。せめて、睡眠を誘導するメラトニン(光のコントロールで、睡眠ホルモン「メラトニン」を増やすコツ )の分泌を良くするためにも、ブルーライト(小さな太陽? 「ブルーライト」がもたらす健康被害)に当たるのを避ける。また夕方以降カフェインを取らないようすると、睡眠の質が向上するでしょう。

writer:Akina

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