トンネル火災の山陽道、上り線6日ぶり通行止め解除 下り線は「何か月かかるか…」 中国道へ迂回呼びかけ【更新】

並行する国道2号、とても混雑しています。

山陽道のトンネル火災、影響甚大

 トンネル火災で通行止めとなっていた区間が、6日ぶりに「片側のみ」復旧しました。NEXCO西日本は2023年9月11日、通行止めとなっている山陽道の播磨JCT~赤穂IC間(兵庫県)について、20時に上り線の通行止めを解除しました。

 同区間は9月5日の未明、尼子山トンネルの下り線で大型トラックから出火し、複数台が関係する事故に発展。消防活動や事故調査等のため、下り線のみではなく上り線も通行止めを継続していました。 NEXCO西日本によると、「下り線は火災の影響による損傷が甚大であり、通行止め解除まで相当な期間を要することが想定されます」ということです。内部のコンクリートなどが崩落したトンネル内の写真を見た人からは、「何か月かかるのか……」と心配する声も上がっているほど。 これにより、並行する国道2号では通常の2倍の交通が流入しているとされ、激しい混雑が発生しているようです。その混雑回避のため、「可能な限り(山陽道に並行する)中国道を利用したう回」へ協力してほしいとNEXCOは呼びかけています。 ただ中国道経由の場合、神戸JCTから山口、広島、岡山の各JCTへの所要時間は通常の60分増しになります。このため、国の交通マネジメント検討会は8日、国道2号のボトルネック交差点における信号現示の適正化や、中国道への迂回を促すためインセンティブについて検討する方針を打ち出しています。※情報を更新しました(9月11日、20時30分)。

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