「日本一デカい交差点」で“立体化”どこまでできた? 本線6車線→「立体8車線」の超スケールが見えてきた

「日本一大きい」とも言われる巨大交差点をまたぐ立体交差の工事が進捗しています。従来は左折/直進/右折レーンあわせ8車線にもなる箇所もあった交差点ですが、そのど真ん中に、巨大な橋桁が架かってきています。

巨大バイパスに架かる巨大高架橋

 仙台市東部を南北に貫く国道4号「仙台バイパス」は、1日あたり7~8万台が通過する東北最大の交通量を誇る道路です。本線部は6車線という巨大なものですが、そのなかでも「日本一大きい」とされる交差点の“立体化”が進捗しています。

 その「箱堤交差点」は、2023年2月に交差点部の橋桁架設が行われ、その前後の区間でも巨大な高架橋が姿を表しています。この立体部が完成すると、国道45号と交わる苦竹ICから箱堤交差点までの1.4kmについては、平面4車線+立体4車線(片側で計4車線ずつ)で8車線化されます。 そして箱堤交差点は、各レーンが立体化により次のように変わります。・仙台バイパス南行き:平面8車線(左折2/直進3/右折3レーン)→平面6車線(左折2/直進2/右折2レーン)+立体(直進)2車線・仙台バイパス北行き:平面7車線(左折1/直進3/右折3レーン)→平面5車線(左折1/直進2/右折2レーン)+立体(直進)2車線 交わる市道(元寺小路福室線)は、西行き・東行きそれぞれ5車線(左折1/左折・直進1/直進1/右折2レーン)で、これは仙台バイパス立体化後も変わりません。 このおびただしい数のレーン数から、日本一大きいとも言われる同交差点ですが、仙台バイパスにおいてはボトルネックになっています。ここを先頭に6.6kmもの渋滞が発生することもあるほか、東北地方の直轄国道の平均に比較して死傷事故率が10倍近く発生。その92%は追突という状況です。 付近では物流拠点が多く立地するほか、今後、仙台貨物ターミナル駅の移転も計画されていることから、渋滞や事故の課題を解決し物流を円滑化する目的で事業が進められています。 事業の進捗率は2023年3月末時点で約76%という状況。2024年度の開通が予定されています。

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