今年のコアユ釣りも終了へ、9月1日より県下一斉禁漁

9月に入り、秋のシーズンが始まろうとしています。滋賀県内では、9月1日から投網などの使用によるアユの採取が禁止されています。ただし、漁協管理課の河川では9月末までアユの採集(使用漁具は漁協が定める)を楽しむことができます。琵琶湖に流入する河川を中心に9月以降は水生生物の採捕が厳しく制限されます。ここの禁漁期の設定はアユの資源保護を目的としています。

子持ちのアユは非常に美味しいと言われ、人気があります。しかし、この子持ちのアユを大量に漁獲してしまうと来年以降の資源量に大きな負の影響を与えてしまいます。そのため、滋賀県内ではアユの産卵期にあたる9月1日から11月20日までの期間を禁漁期としています。この期間はアユの採捕禁止のほか、県が指定する区域内での一切の水生生物の採捕が禁止されます。この指定区域はアユの資源保護上重要な水域を指定しています。

また、10月1日からアユより少し遅れてビワマスの禁漁期が始まります。ビワマスの禁漁についても産卵期にあたり資源保護の観点から行われています。なお、一般に販売される滋賀県産の子持ちアユを用いた商品については、基本的に正規品は全て養殖物を用いています。ただし、養殖の子持ちアユも、自然河川の産卵状況等によっては、県から引き渡しを求められる事があります。

禁漁期間中、河川ではアユやビワマスの密漁を行う者がいますが犯罪ですので絶対にしてはいけません。ルールはしっかり守り遊漁を楽しみましょう。

[写: rockrlver@fliker]

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