雨の日でも楽しく台北を② 英霊を祀る忠烈祠一糸乱れない行進に感動

日本から約3時間程度訪れることができる昨今人気のエリアの台北。雨が多い時期もあるのが難点ということで、前回に引き続き雨の日でも台北を楽しめるオススメスポット2つ目のご紹介です。

忠烈祠(ちゅうれつし)も故宮博物院と同様、駅から遠いためタクシーで行きましょう。建物の中ではないので大雨だと大変ですが、少々の雨なら有名な衛兵の交代を見ながら20分ほどの見学をするのは大丈夫だと思います。

忠烈祠は主に戦争で亡くなった英霊を祀る祠で、台湾政府の管理下にあります。陸・空・海軍から選ばれた衛兵が、交代で大門と大殿の守護を担当していて、青い制服の兵士は空軍、白い制服は海軍、グリーンは陸軍ということです。任務に就いたら1時間は微動だにできず、まばたきも控えるよう指示されているということです。そのためお世話係が側に控え、衛兵の汗を拭いたり制服のしわを直したりしてくれるシステムになっています。いずれの衛兵も各軍から選抜されたエリート達とのことで、ほぼ同じ身長や体型で揃えています。

毎時(最後の5時だけ開始時間が違いますが)ちょうどに衛兵の交代が始まるため、5分前になると沢山のツアーバスが到着して多くの見学者がやって来ます。5人の隊列を組んだ儀杖兵が、大門から大殿に向かって行進します。大殿に到着した儀杖兵隊は、そこに居る衛兵2名と合流し、銃を交換するなど一連の儀式を終えた後、次の担当者2名を残し、また5名の隊列を組んで大門へ戻って行きます。

まさに「一糸乱れず」と言う表現がぴったりな行進で驚きますが、筆者が訪れた際は雨の日サービスがありました。傘を持たずに見学して居た人に背の高い精悍なお世話係が相合傘をしてくれたのです。大門まで行ければタクシーが待っているため、ほとんど濡れずに戻る事が出来ます。自身が半分濡れながらも傘をさしてくれるお世話係さんの歩く姿は、男性でも心ときめくことがあるといいます。

中正紀念堂でも衛兵の交代が見ることができますが、こちらは忠烈祠より広いため、タクシーから降りた後歩く必要あります。今回紹介した忠烈祠の方が利便性や時間の面でもおススメです。

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