「2階建てバスやめます」スカニア運用離脱なぜ 盛岡~宮古の主力「106特急」

地方の都市間バスのお手本的な路線です。

「盛宮106特急」取りやめ

 岩手県北バス(岩手県北自動車)は2023年3月14日、盛岡~宮古間の都市間バスで2階建て車両を使用した「盛宮106特急」の運行を終了すると発表しました。

 4月1日からは通常の高速バス車両で「106特急」として運行するとしています。これに伴い、全席指定を一部予約制に変更するほか、停車バス停の増設、定期券・回数券・交通系ICカード・車内キャッシュレス決済の利用が可能になるそうです。ただし2階建て車両にあったワイドビューシート、ビジネスシートは取りやめとなります。 この盛岡~宮古間の都市間バスは国道106号を経由することから「106急行」と通称され、1978年に運行を開始。並行する鉄道(山田線)に対しバスが競争力を発揮した先駆的な事例として知られます。 その後特急便を新設するほか、2019年からスカニア(スウェーデン)の2階建てバスを使用した「盛宮106特急」を運行。同2階建てバスでは日本で初めて3列シートを導入したものでした。 岩手県北バスによると、運用離脱する2階建てバスについては「別の計画」に投入する予定とのこと。決まり次第発表するとしています。

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