
プレミアリーグ第20節が15日に行われ、ニューカッスルとフルアムが対戦した。
まだまだシーズン半ばとはいえ、このカードが欧州大会の出場権を左右する4位と6位の直接対決になると開幕前に予想していた人はそう多くないだろう。ニューカッスルが勝てば、1試合未消化の2位マンチェスター・Cとの暫定勝ち点差は「1」に。一方、フルアムが勝てば、この試合後にノースロンドン・ダービーを控えるトッテナムをかわして暫定5位に浮上する。
前半はホームのニューカッスルが押し込む展開に。カラム・ウィルソンが2度ペナルティエリア内で好機を迎えたものの、相手GKベルント・レノのセーブに阻まれてゴールネットは揺らせない。試合はスコアレスで折り返す。
ニューカッスルは61分、ペナルティエリアの手前でフリーキックを獲得。相手の意表を突いてキーラン・トリッピアーではなくファビアン・シェアーが直接ゴールを狙ったが、右ポストに阻まれて得点には至らない。
すると67分、ボビー・デコルドバ・リードがトリッピアーに倒され、主審のオンフィールドレビューによってフルアムがPKを獲得。しかし、キッカーを務めたアレクサンデル・ミトロヴィッチは足を滑らせて立ち足でもボールを触ってしまい、ゴールネットを揺らしたものの、反則が適用されてニューカッスルのフリーキックでプレーは再開した。なお、国際サッカー評議会(IFAB)の競技規則では、「PKが行われたのちに、他の競技者がボールに触れる前に、キッカーがボールに再び触れる」場合、「間接フリーキックが与えられる」と記載されている。
そして89分、ついに試合の均衡が破れる。右サイドからショーン・ロングスタッフが柔らかい浮き球を送り、C・ウィルソンがボックス内で合わせる。これは相手DFに当たったものの、こぼれ球に素早く反応したC・ウィルソンが折り返し、ゴール前のイサクが合わせて押し込んだ。
試合はこのまま終了し、ニューカッスルがリーグ戦3試合ぶりの白星で暫定3位に浮上した。フルアムのリーグ戦連勝は「4」で止まった。次節、ニューカッスルは21日に敵地でクリスタル・パレス、フルアムは23日にトッテナムと対戦する。
【スコア】
ニューカッスル 1-0 フルアム
【得点者】
1-0 89分 アレクサンデル・イサク(ニューカッスル)