名古屋市に新交通「SRT」導入へ 2030年めど 交通計画で「重点的な取組」に位置づけ

名駅~栄と、ぐるり周回ルートが構想されています。

見た目はLRT

 名古屋市は2023年1月10日(火)、市の新たな総合交通計画「名古屋交通計画2030(案)」を公開。市民から意見を募集する段階に入っています。 そのなかで「早急に実施する重点的な取組」のひとつとして、新交通システム「SRT」の導入が挙がっています。 SRT(Smart Roadway Transit:路面公共交通システム)は、名古屋市が2017年の「新たな路面公共交通システムの導入に係る基本的な考え方」で導入の方向性を策定した乗りもの。連節バスかつフラット低床型というもので、バリアフリー性と高い輸送力を兼ね備えたものとしています。LRTに似ていますが、LRTと違いレールや鉄道設備が不要なため、導入が比較的スムーズとなり、自動運転対応にも対応可能としています。 構想の中では、名駅から繁華街・栄までのアクセス輸送を担う「東西ルート」、それらと繁華街・大須や名古屋城などを環状に結ぶ「周回ルート」の事業化をめざすとされています。 昨年9月には社会実験として、名駅~栄で連節バスの実証運行が行われるなど、検討が進められています。今回の交通計画では、そのSRTを「確実に実現させるぞ」という意欲を明確に現した形です。まずは2024年度ごろまでに検討を進め、その後2030年度めどに段階的に導入を進めていくとしています。 

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