地元に花火を 全国から被災地に向けて応援集まる

2011年の東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大船渡市三陸町越喜来(おきらい)。
同町で8月11日、震災直後から開催されている花火大会「okirai summer(オキライサマー)」が実施され、多くの人で賑わいました。
「okirai summer」は「東北を、日本を、花火で、元気に。」のスローガンを掲げ、十数カ所の被災地にて花火を打ち上げるプロジェクト「LIGHT UP NIPPON」と連携しており、今回で7回目。
被災地支援の助成金が無くなる今年からは資金調達が難航しましたが、一般の人からの支援金を調達するクラウドファンディングにて230万円の支援額を達成。
越喜来出身の中野 圭さんを中心に実行委員会が活動し、花火大会をメインに13組のアーティストを迎えるなど、様々なイベントを開催しました。

花火大会2

今回の開催について、実行委員長の中野さんは次のように語ります。

――「okirai summer」を行おうと思ったきっかけは何ですか。

2011年の震災があってから、この町が再び元気になっていくためにも何かをしなければいけないと思いました。花火はそれを見上げる人々それぞれの中に想いがあり、その想いにふけることができます。同時に皆がそれぞれの想いの中で同じ空を同じ時に見つめて時間を共有することができる。そんな時間が夏の風物詩として子どもたちの笑顔に変わり、思い出に刻まれることを目指しています。また、音楽イベントも一緒に行いそれに若い人たちが運営に携わることで復興への元気に繋がればと思っています。

――「okirai summer」の活動を行うことでの周りの反響はありましたか。

最初はクラウドファンディングで200万円は難しいだろうという声が実行委員会の中でも多勢でした。けれども実際に始めてみて、これまで関わってきた方々などに一人ずつ丁寧にメッセージを送り支援に繋げることができました。その応援が繋がり自分たちの活動の価値を逆に教えてもらったようにも思います。

花火大会

――助成金が無くなり、来年度からの活動も難しくなるかと思いますが、次年度以降の活動はどうされるのでしょうか。

ずっと続けていきます。もっと若い人が自分たちのイベントとして関われるように。誰でも関われるイベントとして、みんなで作り上げるイベントとして。参加者であり運営者であり、ていうのが一番楽しいと思っているので、それを地域で実現できる形に持っていきたいと思います。いつまでにそれを、というわけではなく、何年かかるかわかりませんが、長い目でやっていきます。

――全国の方に伝えたいことはありますか。

全国の方々に本当に応援いただきました。そして今年は全国から見に来てくれた人たちがいました。「いつか行ってみよう」というきっかけを、このイベントで作っていきたいと思います。これからもずっとやり続けますので、ぜひ一緒につくっていきたいと思います、よろしくお願いいたします。

地元の被災後、復興を目標に帰郷し現在も様々な活動を行う中野さん。
震災から各地での復旧は進む中、未だに復興とはいかない地域が数多くあります。若手自らが次世代を創るべく活動する中野さんの活動に今後も期待が集まります。

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