インテルはCL5連勝ならず…キヴ監督「素晴らしい試合をしただけに失望は大きい」

 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節が26日に行われ、インテルはアトレティコ・マドリードに1-2で敗れた。試合後、UEFA(欧州サッカー連盟)が、インテルを率いるクリスティアン・キヴ監督のコメントを伝えた。

 試合は序盤の9分、ゴール前のこぼれ球をアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスが蹴り込まれ、インテルは早々と1点ビハインドを強いられる。それでも、後半に入った54分には、フランス人FWアンジェ・ヨアン・ボニーとのパス交換でゴール前へ割って入ったポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキが、冷静にGKとの1対1を仕留めて同点とする。だが、後半アディショナルタイムにはセットプレーからウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスに勝ち越しを許し、1-2でタイムアップを迎えた。

 インテルはここまでリーグフェーズで4連勝を記録していたものの、5試合目にして初黒星を喫した形。加えて、直近のセリエA第12節、ミランとの『ミラノ・ダービー』も0-1で落としており、今季2度目の公式戦連敗を許した。

 試合後、キヴ監督は「失望は大きいよ。なぜなら、我々は素晴らしい試合をしたからね」と率直な心境を口にする。「特に、後半に入ってからは、選手たち全員が素晴らしいリアクションを見せた。守備陣形を構える位置が若干低くなり、カウンターを狙った中で、ラストパスの判断が不足したことは残念だったが、総じて内容は悪くなかったと思う」と、敗れはしたものの、選手たちが見せたパフォーマンスを称えた。

 インテルはここから、リヴァプール、アーセナル、ドルトムントと、リーグフェーズの中で強豪と呼べる相手と相まみえる。キヴ監督は「CLという大会では、対戦相手がどこであろうと常に厳しい戦いが続く。我々にはまだ3試合が残されている。決勝トーナメントに直接進む(※編注:8位以内が決勝トーナメントへストレートイン。インテルは今節終了時点で4位)ためには、今よりも多くの勝ち点が必要だ。最善を尽くすよ」と意気込んだ。

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