チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第5節が26日に行われ、アトレティコ・マドリードはインテルを2-1で破った。試合後、アトレティコ・マドリードに所属するウルグアイ代表DFホセ・マリア・ヒメネスが、UEFA(欧州サッカー連盟)を通して喜びの声を届けた。
試合は序盤の9分、ゴール前のこぼれ球をアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスが蹴り込み、アトレティコ・マドリードが先手を取る。だが、インテルも54分、フランス人FWアンジェ・ヨアン・ボニーとのパス交換でゴール前へ割って入ったポーランド代表MFピオトル・ジエリンスキが、右足で同点ゴールをゲット。試合は1-1で終盤に突入したが、後半アディショナルタイムにドラマが待っていた。
アトレティコ・マドリードが左コーナーキックを獲得すると、元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの蹴ったアウトスイングのボールを、ヒメネスがヘディングで沈めて、勝ち越しに成功。試合はこのままタイムアップを迎え、アトレティコ・マドリードが公式戦6連勝を記録。インテルのリーグフェーズにおける連勝を「4」で止めた。
同試合のPOTM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)に輝いたヒメネスは「とても幸せだ」と受賞の喜びを明かす。今シーズンは筋肉系トラブルにより、開幕に出遅れる形となったが、10月18日に行われたラ・リーガ第9節オサスナ戦で復帰すると、以降はセンターバックの柱として不動の活躍中。「特に困難な時期に支えてくれた方々には心からの感謝を伝えたい。いつも僕を信じてくれた皆さんへ、僕が倒れても必ず立ち上がることを知っていた皆さんへ。この試合は彼らに捧げる」と語った。
また、自らのゴールを受けて、「僕らは(再び)得点できると確信していたんだ。レバンテ戦を思い出したね」と口にしたヒメネス。今月8日に行われたラ・リーガ第12節のレバンテ戦は、圧倒的に攻め込みながらもなかなか2点目を奪えず、1-1で時計の針が進んだが、途中出場したグリーズマンが2ゴールを決め、3-1で勝利した。
「あの試合、20本以上のコーナーキックを得ながらも、僕らは追加点を奪えず、監督は苛立っていた。だけど、僕には得点できる確信があったんだ」と明かしたヒメネスは、インテル戦で挙げた自らの今季初ゴールにも言及。「アントワーヌ・グリーズマンのクロスは見事で、僕はただヘディングで合わせるだけだった」と、コーナーキックでアシストしたグリーズマンを称えた。
【ハイライト動画】アトレティコ、インテルとの接戦を制す
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