伝統行事継承目指しモニターツアー 京都府南山城村

 京都府南山城村で江戸時代から続く伝統の「田山花踊り」を今後も継続できるようにと、京都山城地域振興社がモニターツアーを開催した。同振興社は「山城地域にはまだまだこうした知られざる民間行事が残っている。多くの人に関心を持ってもらい、交流人口を増やして継承につなげたい」と話している。
 「田山花踊り」は同村の田山地区で続いてきた雨乞いの神事で、京都府の無形民俗文化財に指定されている。華やかな衣装が特徴的だが、近年は過疎化と高齢化で担い手不足が深刻。ツアーには定員15人を大きく上回る申し込みがあり、参加者の感想を参考にする。保存会は「伝統を残すための努力や村の良さを知ってほしい」としている。【もぎたて便】

〔写真説明〕南山城村で行われた「田山花踊り」=3日(京都山城地域振興社提供)

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)