J2降格の新潟、中野幸夫代表取締役社長が今年度末で退任…後任はクラブOBの野澤洋輔氏に

 アルビレックス新潟は14日、中野幸夫代表取締役社長が2026年1月31日をもって退任し、野澤洋輔取締役営業本部長が同年2月1日より代表取締役社長に就任することを発表した。

 4試合を残してJ2リーグへの降格が決定し、第36節終了時点で4勝11分21敗・勝ち点「23」の最下位に沈んでいる新潟。14日(金)に行われた取締役会において、代表取締役社長を交代する役員人事が決議された。

 退任が発表された中野氏は1955年6月25日生まれで現在70歳。2005年から2008年、2017年から2018年にかけても新潟の代表取締役社長を務め、2020年11月から現在に至るまでが3度目の任期となっている。

 新たに代表取締役社長に就任する野澤氏は1979年11月9日生まれの現在46歳。現役時代はGKとして清水エスパルスや新潟、湘南ベルマーレ、松本山雅FC、アルビレックス新潟シンガポールでプレーし、J1リーグでは通算75試合に出場した。引退後の2020年に新潟の営業部に入り、今年4月からは取締役営業本部長としてクラブを支えていた。

 中野氏と野澤氏は新潟のクラブ公式サイトを通じてそれぞれ次のようなコメントを発表している。

◼︎中野幸夫氏
「いつもアルビレックス新潟への温かいご支援と、熱いご声援を賜りまして、誠にありがとうございます。2020年11月、3度目となる代表取締役に就任し、クラブ経営を進めてまいりましたが、今シーズンの成績不振において、そのすべての責任は私にございます。このたび、今年度末(2026年1月31日)をもって退任することを取締役会に申し出て、承認を得た次第でございます」

「ホームやアウェイに関わらず、選手たちと共に戦ってくださるサポーターの皆様、パートナー企業の皆様、ホームタウン関連の方々、アルビレックス新潟を支えてくださるすべての方々から、これほどまでに大きな後押しをいただいたにも関わらず、来季はJ2で戦うという結果となってしまいました。この結果を真摯に受け止めるとともに、大きな責任を痛感しております。大変申し訳ございません」

「私に課されている使命は、今シーズンの最終戦までクラブ一丸となり、しっかりと戦い抜くということ、そして新しい体制へ速やかな移行を進めていくことだと考えております。これらを最後まで遂行してまいります。重ねまして、アルビレックス新潟を応援してくださるすべての皆様に、心から感謝を申し上げます。本当に、ありがとうございました」

◼︎野澤洋輔氏
「このたび、代表取締役を拝命し、身の引き締まる思いです。これまで支えてくださった皆さまへの感謝を胸に、クラブのさらなる成長と新たな挑戦に全力で取り組んでまいります」

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