
気分の浮き沈みや体調不良など…PMS「月経前症候群」には様々な症状があります。PMSの症状は人それぞれですから、実は「これもPMSだったの?」と意外に思うような症状もあるのです。この記事では、PMSとしてはあまり知られていない意外なPMSの症状をご紹介します。
歯茎が腫れる・歯が痛くなる
生理前の時期に歯磨きをすると、歯茎から出血する…ということはありませんか?歯周病と間違われることもありますが、実はPMSの症状として歯茎が腫れ、出血することもあります。生理前になると、卵胞ホルモンと呼ばれる女性ホルモンの分泌が活発になります。実は歯周病を起こす歯周病菌は、この卵胞ホルモンをエサとします。そのためエサがたくさんある生理前には、歯周病菌が増えて歯茎が腫れたり出血したり…といった症状が出てしまうのです。また、歯周病菌が増えることによって歯茎が腫れるだけではなく、歯に痛みが生じることもあります。もし生理前に歯茎から血が出るようなことがあったら、歯周病だけではなくてPMSも疑ってみてくださいね。
食欲が極端に増す、減少する
何だかとてつもなく甘いものが食べたくなったり、脂っぽいものが欲しくなったり…。生理が近づいてくると食欲が増してしまう、ということはありませんか?生理前に分泌量が増える黄体ホルモンは、妊娠への準備を整える働きがあります。妊娠のために栄養分や脂肪分、水分を蓄えようとするのです。食欲の増進はその働きが原因です。「最近食欲が増している」と感じたときは、生理が近づいていないか確認してみてくださいね。ちなみにホルモンバランスの乱れによって気分が落ち込みやすいという人は、逆に食欲が減ってしまうこともあります。
風邪っぽい症状が出る
やたらと喉が痛くなったり、咳や鼻水が出るようになったり…そんな風邪っぽい症状を生理前に感じたことはありませんか?生理前になると、ホルモンバランスの乱れで代謝が低下し、免疫力も下がってしまいます。免疫力が下がることで、些細なことでも風邪を引きやすくなってしまうのです。風邪のような症状が出るときは、生理前でホルモンバランスが乱れていないかチェックです。
writer:さじや