備蓄米、販売期限を延長=随意契約分、引き渡し後「1カ月」に―農水省

 農林水産省は20日、随意契約の政府備蓄米について、8月末までとしていた販売期限を延長すると発表した。小売業者への配送などに時間がかかり、期限までに売り切るのは困難と判断した。新たな期限は設けず、引き渡し後1カ月以内に売り切ることを求める。
 これまで20日としていた引き渡し期限も延長する。新規申し込みの受け付けは同日、停止した。引き渡しが終わっていない業者はキャンセルも可能で、農水省が意向を確認する。
 同省によると、契約数量28万トンのうち10万トン程度の引き渡しが終わっていない。小泉進次郎農水相は「契約した数量を約束通り流通させることが農水省としての責任だ」と述べた。 
〔写真説明〕政府備蓄米の販売期限延長を発表する小泉進次郎農林水産相=20日午前、同省
〔写真説明〕随意契約の政府備蓄米を販売するディスカウント店「MEGAドン・キホーテ大森山王店」=6月1日、東京都大田区

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