欧州で「ラテン無人機空母」誕生か!? エアバス製の高性能無人機 艦上テスト実施へ!

トルコに続いてドローン空母としてのテストへ。

エアバスの無人機「サータップ」を搭載か?

 エアバス子会社で軍用機の製造を行っているエアバスディフェンスは2025年1月28日、スペイン海軍の強襲揚陸艦「フアン・カルロス1世」の艦上で、同社開発の無人機「SIRTAP(サータップ)」を運用する可能性を探るための契約に署名したと発表しました。

 この契約はエアバスディフェンスと同艦を建造した造船会社であるナバンティアとの間で結ばれた契約で、艦上でのサータップの指揮統制、統合戦闘能力、離着艦のための操作やサポートの有効性などを確認するそうです。

 最終的には、サータップと「フアン・カルロス1世」の完全な互換性を確認することで、無人機空母としても運用し、作戦においての同艦の、運用柔軟性、全体的な有効性を向上させることを目指しています。

 2025年1月現在、スペイン海軍最大の艦艇である「フアン・カルロス1世」は、ヘリコプター搭載機能を持つ強襲揚陸艦として運用されていますが、軽空母などで使用される、スキージャンプ型の飛行甲板なども備えており、AV-8B「ハリアー II」のスペイン仕様であるEAV-8Bを搭載しているほか、将来的にはF-35Bの運用も想定されています。

 なお、トルコ海軍で運用されている準同型艦である「アナドル」もバイカル製の「バイラクタル TB3」を搭載した無人機空母としての運用を目指し、2024年11月には発着艦試験を初実施し成功させています。

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