宇都宮LRT大成功? 人出増えても渋滞増えず 人流データで判明「活性化につながっていることは明らか」

ベルモールが潤っている!

宇都宮LRT開業後の人流データを発表

 地図サイト「MapFan」など運営するジオテクノロジーズ(東京都文京区)は2023年11月22日、栃木の宇都宮エリアで8月26日に開業した宇都宮ライトレール(LRT)周辺の人流・交通データ調査結果を発表しました。人出は大幅に増加しつつも、懸念されていた周辺の主要道路での渋滞は発生していないとしています。

 調査は宇都宮駅からLRT終点までの一部範囲について、LRT開業後の2023年8月26日~9月2日(8日間)と、LRT開業前の7月22日~7月29日(8日間)のデータを比較したものです。 宇都宮駅東口周辺では、休日の滞在人口が最大で250%増加。沿線のショッピングモール「ベルモール」付近では、最大120%の増加がみられたといいます。LRTから徒歩20分圏内の平出町エリアでも、最大40倍増加しているエリアが確認できたといいます。 一方、周辺道路ではLRTが走る鬼怒通りのひとつ南側の水戸街道(県道1号・国道123号)で通行量が7~14%増加していたといいます。しかし、そうした通行量の増加はあったものの、旅行速度に変化は見られず、渋滞にはつながっていないということです。 ジオテクノロジーズはこうした結果から、LRTが「街の活性化につながっていることはデータからみても明らか」である一方、「LRTが既存の自動車通行に与える悪影響は少ないといえるのではないでしょうか」としています。

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