睡眠時にビクッとなる「ジャーキング」を予防しよう

眠っているとき、不意に身体が「ビクッ」と跳ねるような経験をした人は多いのではないでしょうか?「寝ピク」だなんて呼ばれていることもありますが、これには「ジャーキング」という正式名称がついています。ジャーキングは無意識に起こる厄介な存在ですが、気を付けておけば予防策を練ることもできるのです。

ジャーキングは無理な体勢やストレスで起きる
ジャーキングはぐっすり眠っている夜の睡眠時だけではなく、うたたねやお昼寝のときにも起こります。ジャーキングは身体の筋肉が痙攣して起きる現象で、主に睡眠が浅いときに起こりがちです。筋肉が緊張したまま眠っていたり、脳が上手く休めていないときなど…。睡眠と覚醒のはざまで脳がおかしな命令を出して筋肉がビクッと痙攣してしまうのです。机に突っ伏した状態など、睡眠に適していない無理な体勢のときは筋肉が緊張してジャーキングが起きやすいですね。また、ストレスを抱えている場合には睡眠の質が悪くなりがちですから、これもジャーキングが起きる一因になります。

眠るならなるべくリラックスした体勢で
ジャーキングを防ぐためには、なるべく睡眠に適した体勢で眠ると良いですね。少しの間のうたたねでも、仮眠室を使ったりベンチに横になるなどして眠りやすい体勢になりましょう。とにかく身体がリラックスした状態をつくることが大切です。もし横になれるような状況ではない場合は、せめて襟やベルトを緩めるなどして服装の締め付けを軽減するのがおすすめ。もちろんジャーキングはうたたね以外にも起きます。夜のジャーキングを防ぐには、枕の高さを合わせたり寝具を季節に合った快適なものにするなどしましょう。マットレスの硬さを変えてみるのも良いですね。

ストレスを軽減して心もリラックスさせる
身体だけではなく、心のストレスもジャーキングを誘発します。眠る前に日記を書いたりホットドリンクを飲むなど、心を穏やかにした状態で眠りにつきましょう。また、アロマオイルを使うのもおすすめですね。眠っている最中もアロマの香りがあれば、身体と心がリラックスした状態をつくりだすことができます。ストレスの抑制には、ラベンダーやイランイラン、
レモングラス などのアロマオイルが効果的ですよ。

ジャーキングはトラブルを起こしやすい
「寝てるときにビクッとなるだけ」と軽視されがちですが、ジャーキングは無意識に身体が動く大変危険な現象です。ベッドからの転落や周囲の物に身体をぶつける打撲の可能性も考えられます。せっかく眠っていてもジャーキングが起きるたびに目を覚ましていれば、睡眠不足にも陥ります。しっかり予防策を練ってジャーキングを防いでいきましょう。

writer:さじや

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