
「ゲーム脳」という言葉が流行ったように、ゲームのし過ぎによるトラブルが問題視されていました。しかし最近では、ゲームをすることが脳に良い影響をもたらすという意見が注目されているのです。スマホゲームが有名になってきた今、どんなゲームで脳にどんな影響が与えられるのかを知っておくと、よりゲームが楽しくなりますよ!
3Dゲームが認知症の予防に役立つ
米国カリフォルニア大学では、2Dゲームと3Dゲームのプレイヤーの脳を比較する調査結果を発表しました。その内容は、2Dゲームのプレイヤーと比べ、3Dゲームのプレイヤーの方が記憶力や思考力を測るテストで好成績を残したというもの。3Dゲームには、上下左右に広がる空間の把握や探索、それから地形の学習といった脳の働きが見られているのです。なんと認知症の予防にも役立つとされているほど。現在のビデオゲームは2Dよりも3Dの方が主流ですから、スマホゲームなどでも同じ効果が期待できますね。
記憶力を向上・維持するならRPG
RPG(ロールプレイングゲーム)は、プレイヤーがキャラクターを操作してストーリーを進行していくゲームです。RPGのほとんどは、何かを記憶しておきそれを後半で役立てる、といった流れで進んでいます。最初に手に入れたカギを終盤の部屋に使う、というのが例ですね。そんな記憶力を試されるRPGは、当然プレイヤーの記憶力を向上させる効果が期待できます。また、過去の記憶と現在の状況を結びつける思考力も鍛えられますよ。ストーリーを攻略することによる想像力の発達もRPGの魅力です。
シューティング・アクションゲームで判断力を鍛える
シューティングゲームやアクションゲームは、スピード感のあるゲームが特徴的です。瞬時に状況を判断して最善の行動を取らなければゲームオーバー…。そんなシューティング・アクションゲームでは、とっさの判断力や行動力、状況の理解能力を鍛えることができますよ。判断力や理解力が高まれば、仕事をこなす上で欠かせない臨機応変さが身に付きますね。
どうせやるなら様々なジャンルのゲームを
ゲームが脳に様々な良い影響を与えるとご紹介しましたが、いつも同じゲームばかりをしていると脳への刺激もなくなり、思考力も衰えていきます。今はスマホゲームなどで手軽に様々なゲームができます。どうせゲームをするのなら、ぜひ様々なジャンルのゲームで能力を高めてください。もちろん目の使い過ぎは疲れ目を招きますから、最低でも1時間のプレイ毎に休憩をはさんでくださいね。
writer:さじや