種類の多い神経痛。基本の4種類と原因を確認

足や手、腕などに痛みを感じる神経痛、悩まされた経験のある人は多いでしょう。神経痛にはいくつかの種類や原因があります。神経痛が起きたら、まずはどのパターンに当てはまるのか、原因は何なのかについてチェックするようにしましょう。

1.顔が痛む「三叉(さんさ)神経痛」
三叉神経というのは、顔のこめかみから枝分かれして目、あご、頬二のビル3本の神経のことです。この三叉神経が痛むことを、「三叉神経痛」と呼んでいます。三叉神経痛になると、目やあご、頬の辺りにピリピリとした痛みが生じるのが特徴で、顔の左右どちらかにだけ突然痛みが生じます。三叉神経痛の原因は、脳に血液を流す血管が膨張したりすることで神経を圧迫することです。ストレスや自律神経の乱れも関わっています。

2.肋骨のあたりが痛む「肋間神経痛」
肋間神経とは、背中から胸腹部の肋骨に向かって伸びている神経のことです。この部分の神経が痛むことを「肋間神経痛」と呼んでいて、肋骨に沿って激しい痛みが急にあらわれるのが特徴。主に呼吸に伴って肋骨あたりに痛みを感じます。猫背になっていたり、ずっと同じ姿勢で作業を続けていると発症することが多くあります。また、疲労やストレスが蓄積されることでも起こるリスクが高まります。

3.お尻や足にかけて痛む「坐骨神経痛」
坐骨神経とは、お尻から始まって太もも、ふくらはぎに伸びている神経のことを言います。この坐骨神経が痛む「坐骨神経痛」では、お尻にしびれを感じたり、太ももやふくらはぎに痛みを感じるのが特徴です。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症によって神経が圧迫されることが原因で起こるケースが一般的。また、座り方や動作によって痛みが増減することもあります。

4.手や手先が痛む「手根管症候群」
手根管(しゅこんかん)というのは、手の関節をトンネルのように通っている管です。この中には腱や神経が通っていて、手根管の中で神経が圧迫されることによって痛みが生じます。手根管症候群になると、手の指や指先に響くような痛みが出るのが特徴。手先を酷使するPC作業や手芸などで多く発症します。また、女性だと更年期障害や自律神経の乱れによるホルモンバランスの影響で起きることもあります。

writer:さじや

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