模型メーカーのタミヤは2025年11月15日、楽しい工作シリーズ(セット) No.267「ローリングロボット工作セット(赤外線2chリモコン)」の販売が開始されたと発表しました。
ビス止めやハンダ付け不要の工作キット
模型メーカーのタミヤは2025年11月15日、楽しい工作シリーズ(セット) No.267「ローリングロボット工作セット(赤外線2chリモコン)」の販売を開始したと発表しました。
同キットは、教材としての利用も想定した球体型ロボットの工作セットで、2つのギヤボックスと赤外線受信ユニットを搭載することで、キット付属の赤外線リモコンを使って左右ホイールの動きを制御し、前後進や左右旋回、回転などの動作が可能です。
さらに、刃物やハンダごてなどによるケガのリスクを避けるため、はめ込みとビス止めで組み立てられる仕様になっています。配線の被覆もむいた状態で提供され、固定もハンダ付けせずにプッシュターミナルで行えるため、初心者でも安心して組み立てられる便利なキットです。
10月に行われた「全日本模型ホビーショー」でも展示され、その機敏な動きや作りやすさが話題を集めていました。
やっぱり某兵器に見える?
ただ担当者によると、その姿や形も大きな話題とのことで「実はYouTubeに動画を上げたところ、『クーゲルパンツァー』や『パンジャンドラム』といったコメントもありました」と説明します。
クーゲルパンツァーは第二次世界大戦中のドイツで試作された、一人乗りの球体装甲車両という用途不明の乗り物で、パンジャンドラムはイギリス軍がノルマンディー上陸作戦に向けて開発したロケット推進型の巨大ボビン状自爆兵器です。
どちらも奇抜な発想で作られたいわゆる「珍兵器」と呼ばれるものです。確かに、11月12日にタミヤが公式Xで投稿した同製品の情報をすると、「クーゲルパンツァーやないか」「ぱ、パンジャンドラム…」といったコメントが見られ、中には「魔改造してパンジャンドラムにするしかない」と意気込む人もいました。
実際、全日本模型ホビーショーの会場では公式の改造例として、左右のホイールにゴムをはかせてタイヤ状にした車両も展示されていました。「見る人にとって色々な形に見えるのはいいことなので、色々な遊び方をして頂ければ」と担当者は話していました。ちなみに筆者は、この改造例を見て某作品のタイヤ型サブフライトシステムを思い出しました。
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