<ダンロップフェニックス 最終日◇23日◇フェニックスカントリークラブ(宮崎県)◇7117ヤード・パー70>
国内男子ツアーの最終日は、単独トップで出た40歳・塚田よおすけが4バーディ・1ボギーの「67」をマーク。トータル13アンダーで2位に5打差をつける圧倒的なゴルフで、2016年「日本ゴルフツアー選手権」以来の2勝目をつかんだ。
9年前の初勝利は17番あたりで初めて心の底から『勝ちたい』と思えた試合だった。だがその後は「街のコンペでの優勝インタビューも嫌だなと思うくらい、心の底から勝ちたいと思えることがほとんどなかった」と振り返り、この9年間は「チャンスも少なく、もがき苦しんでいた」と振り返る。しかし、今大会は長年世話になっているダンロップの主催大会で、気合いが違った。
「ボクもスリクソンのブランドとともに24年くらい、スリクソンの1代目と同じ時期くらいに契約してもらっているので、本当にダンロップには恩しかないなかで2勝目を絶対に挙げたいなと思っていた。ホスト大会というのと、今回は昨晩家族が急に長野から来てくれたり、いろんな力があって、応援の後押しがあって優勝することができた。途中から勝ちたいなという気持ちになって勝てた2勝目かなと」
40歳になって「若手に学ぶ立場」と言いつつも、クラブは今時の若手選手にも見当たない「UT無し」。3番アイアンから入れるハードスペックを使いこなしている。「ここ10年くらい、クラブのセッティングも替わってないし、重さも変わってない。まあまあトレーニングもしますし、体はどこか悪いなっていうのはないですね」。
ここ2、3カ月は右にも左にも曲がる「ワイパー状態だった」と明かす塚田。そこを師匠の飯島茜や佐藤大平らに助言をもらって「この1カ月くらいでガラッと良くなった」。ドライバーからウェッジまでローフェードで難コースを攻略し、今大会の1Wスタッツも平均291.88ヤード(9位)、FWキープ率69.643%(1位)、パーオン率77.778%(2位)を記録した。
【塚田よおすけの優勝ギア】
1W:スリクソン ZXi LS(8°Diamana D-Limited 80X 45.5㌅)
3W:キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE♢♢♢T(14°SPD 757EVO X)
3I:スリクソン ZXi5(N.S.PRO MODUS³ハイブリッドS)
4I~PW:スリクソン ZXi7(N.S.PRO MODUS³プロトタイプX)
A,SW:クリーブランド RTX ZIPCORE(50,55°)
LW:クリーブランド RTX FULLFACE(60°)
PT:オデッセイ GIRAFFE-BEAM 2-BALL BLADE
ボール:スリクソン Z-STAR XV
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