ダンロップがゴルフボールの「環境対応」で飛躍的な前進!スリクソン『Z-STAR+e80』を国内男子大会で公開

住友ゴム工業から、ゴルフボールの環境負荷対策に関するアナウンス。「サステナブル原材料比率82%を達成したゴルフボール、スリクソン『Z-STAR +e80』(非売品)を発表しました。本製品はスリクソン『Z-STAR+e』※1からサステナブル原材料比率を約70pt向上させました。また、NEWスリクソン『Z-STAR ◆』とほぼ同等の性能を実現しています」と、同社広報。
同社は2023年にも環境対応のコンセプトゴルフボール『 Z-STAR+e』を発表していたが、ここから大幅な性能進化を実現したという。現在開催中の「ダンロップフェニックストーナメント」のSDGsブース内でも公開中で、来場した方はぜひ注目してほしい。その、具体的な進化の中身がこうだ。
「ゴルフボールの主原材料である合成ゴムには、化石由来原料とバイオマス原料を併用し、投入量に応じて一部の製品を100%バイオマス由来とみなすことができる【マスバランス方式】を採用しています。また、ゴムの強度や弾力性を高めるために使用される架橋剤には、植物由来原料を用いたジアクリル酸亜鉛を採用。さらに、ゴルフボール廃材由来のリサイクル材の使用や、カバーにトウモロコシ由来のバイオポリオールを配合することで、サステナブル原材料比率を高めています。
 
これらのサステナブル原材料の活用に加え、資源循環を目指し、東レ株式会社と協業し、スポーツ用品からスポーツ用品へのリサイクルの実現に向けた取り組みも進めています。当社の関連会社である(株)ダンロップゴルフクラブの製造工程で発生するカーボンシャフト廃材から、東レ株式会社の炭素繊維のリサイクルに関する各種ノウハウをベースに、リサイクルカーボンファイバーの抽出、ミルド化をそれぞれのパートナー企業にて実施し、本製品のコア層に配合しています」(同)
パッケージも環境に配慮し、原料の一部に木材パルプの代替で「牧草や穀物繊維を配合した紙を使用しています」とのこと。まだ非売品のコンセプトボールだが、試した契約プロの稲森佑貴は、次のようにコメントしている。
 
「現在使用しているボールと比較しても、今回試打したボールは非常に良いフィーリングでした。環境に配慮したボールを試打し、社会課題の解決に少しでも貢献できているという実感があり、嬉しく思っています。もしこのような環境にも優しいサステナブルなボールが公式戦でも使用可能な時代になれば、ぜひ使用して優勝を目指したいと考えています」(稲森)

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