特産ユズの収穫始まる 埼玉県毛呂山町

 埼玉県毛呂山町で、特産の「桂木(かつらき)ゆず」の収穫が始まった。桂木ゆずは通常のユズに比べて皮が厚く、香りが強いのが特徴。果汁は少なめで味が濃く、贈答用としても人気が高い。
 同町には奈良時代からユズを栽培していたという言い伝えがあり、日本最古のユズ産地として知られる。JAいるま野毛呂山柚子部会によると、約50戸の農家が桂木ゆずを栽培している。
 10月に入っても気温の高い日が続いた影響で、ユズの色づきは例年より1週間程度遅れた。また、今年は豊作が期待される年だったが、収穫量は昨年に続き少なめだという。
 収穫作業は12月下旬ごろまで続く予定。町内で100本のユズを育てる串田健次さん(73)は、「濃厚な香りと味が自慢のユズを多くの人に味わってほしい」と笑顔で話した。【もぎたて便】

〔写真説明〕ユズを収穫する串田健次さん=18日、埼玉県毛呂山町

externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)