柏崎刈羽原発、再稼働容認へ=新潟知事、21日にも表明

 東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)6号機について、同県の花角英世知事が再稼働を容認する方向で検討していることが19日、関係者への取材で分かった。21日にも記者会見を開いて表明する。東電の原発に関し、県レベルで再稼働を容認するのは、東日本大震災後で初めてとなる。
 花角氏は19日の定例記者会見で、再稼働の是非を判断するための手続きに関し、「判断する前に聞いたり見たり、考えておいた方がいいと思っていたものはもうない」との認識を示した。
 2011年3月の東電福島第1原発事故により、安全性への懸念から柏崎刈羽原発は12年3月以降全基が停止した。6号機と7号機は再稼働に必要な原子力規制委員会の審査に合格しており、うち6号機は今年10月に再稼働のための準備を完了。花角氏の判断が焦点になっていた。 
〔写真説明〕東京電力柏崎刈羽原子力発電所6、7号機(手前から順に7、6号機)=2015年12月、新潟県
〔写真説明〕新潟県の花角英世知事(中央)=12日、同県柏崎市

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