厚生労働省は7日、卓越した技能を持ち、その道の第一人者として活躍する「現代の名工」に142人を選出したと発表した。表彰式は10日に東京都内で行われる。
選ばれたのは、1999年の技能五輪国際大会左官部門で優勝した石川県の左官銭丸肇次さん(48)や、サントリーの「山崎」「響」といったウイスキーの配合などを決めるブレンダーとして大阪府で働く酒類製造工の輿石太さん(62)ら。
最年長は伝統楽器「三線」製造工の新垣喜盛さん(84)=沖縄県沖縄市=、最年少は41歳で和生菓子製造工の上田浩人さん=福井県小浜市=と美容師の上西香奈枝さん=大阪市=。今回は、氷彫刻師やコーヒー豆焙煎(ばいせん)工など5職種からも初めて選ばれた。

