【北京時事】中国税関総署が7日発表した10月の貿易統計によると、輸出は前年同月比1.1%減の3054億ドル(約46兆7000億円)と、今年2月以来、8カ月ぶりにマイナスとなった。輸入は1.0%増の2153億ドルと伸び悩んだ。国内の不動産不況が長引く中、貿易の落ち込みは景気を一段と下押ししかねない。貿易黒字は901億ドルだった。
米国向けの輸出は25.2%減の349億ドル。トランプ米政権との貿易戦争が響き、7カ月連続で前年実績を下回った。減少幅は前月からやや縮小した。輸入は22.8%減の102億ドル。マイナスは8カ月連続で、減少幅は前月から拡大した。
〔写真説明〕中国・上海のコンテナ埠頭=10月13日(AFP時事)

