対中関税の引き下げ示唆=合成麻薬対策で協力なら―米大統領

 【ワシントン時事】アジア歴訪中のトランプ米大統領は29日、中国政府が合成麻薬「フェンタニル」の米国流入対策で協力すれば、対中関税を引き下げる可能性を示唆した。30日に韓国で予定される習近平国家主席との米中首脳会談で協議する。
 トランプ氏は日本から韓国へ向かう大統領専用機内で記者団に「フェンタニルへの対応で中国が協力すると信じており、関税が下がると期待する」と指摘。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)はこれに先立ち、中国政府がフェンタニルの原料輸出を規制すれば、米政権が対中関税を最大10%引き下げる可能性があると報じていた。 
〔写真説明〕トランプ米大統領(左)と中国の習近平国家主席(AFP時事)

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