ASEAN関連首脳会議が開幕=米大統領出席、友好関係を強調―マレーシア

 【クアラルンプール時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議が26日、マレーシアの首都クアラルンプールで3日間の日程で開幕した。議長国マレーシアのアンワル首相は開会式で、「私たちは各地で対立の激化と不確実性の高まりを目の当たりにしている」と述べ、対話の重要性を訴えた。
 同日行われたASEAN首脳会議では、内戦が続くミャンマー情勢が主要議題の一つとなったとみられる。アンワル氏は「永続的な平和は押し付けることはできず、ミャンマーが主体となり実現すべきだ」と強調した。
 ミャンマーの軍事政権は、年末から実施予定の総選挙への監視団派遣をASEANに求めている。ただ、派遣を決めれば軍政の正統性を認めることにつながりかねず、ASEANは難しい対応を迫られている。
 26日にはASEANと米国の首脳会議も開催。第1次政権時の2017年以来8年ぶりに出席したトランプ米大統領は「米国は何世代にもわたり力強いパートナー、友人であり続ける」と述べ、東南アジアへの継続的な関与を表明した。 
〔写真説明〕26日、クアラルンプールで、写真撮影に応じる東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の首脳ら(AFP時事)
〔写真説明〕26日、クアラルンプールで、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に先立ちあいさつするマレーシアのアンワル首相(ロイター時事)

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