トランプ米大統領、27日に来日=高市首相、防衛力強化説明へ

 日本政府は22日、トランプ米大統領が27~29日の日程で来日すると発表した。天皇陛下と会見し、高市早苗首相と初めて会談する。日米同盟を「外交・安全保障政策の基軸」と位置付ける高市氏は日本の防衛力を増強する方針を伝え、首脳間の信頼関係の早期構築を目指す考えだ。
 木原稔官房長官は22日の記者会見で、トランプ氏来日について「日米同盟のさらなる強化、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け、共に協力していく関係を築く機会としたい」と述べた。
 日本政府関係者によると、日米首脳会談は28日。同盟国との負担共有を求めるトランプ氏は日本にも防衛支出拡大を迫るとみられ、高市氏は21日の就任記者会見で「防衛力を充実させていく話をしたい」と語った。安保関連3文書を前倒しで改定する方針も説明する考えだ。
 会談では北朝鮮による拉致問題解決に向けた協力も確認する見通し。威圧的行動を強める中国やロシアの動向についても意見交換し、中国が輸出規制を強化するレアアース(希土類)に関する日米の連携強化も申し合わせる見込みだ。 
〔写真説明〕記者会見する木原稔官房長官=22日午前、首相官邸

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