日英印みな初体験! 就役間もない巨大空母2隻に挟まれた海自の護衛艦「歴史的な訓練でした」

アラビア海において、日本、イギリス、インド、ノルウェーの共同訓練が行われました。海上自衛隊にとって「初」となった訓練ですが、イギリスにとっても「初」だったとのこと。ということは、インドにとっても「初」だったようです。

2隻の空母からなる大艦隊の中央に海自の護衛艦

 海上自衛隊は2025年10月9日、アラビア海において日本、イギリス、インド、ノルウェーの4か国(日英印諾)共同訓練を実施したと発表しました。

 訓練の実施期間は5日から8日までで、イギリス海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を中心とする空母打撃群にノルウェー海軍のフリゲート「ロアール・アムンセン」と海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」が加わり、さらにインド海軍から空母「ヴィクラント」や駆逐艦「コチ」「マルマガオ」などが参加して総勢12隻からなる大艦隊が誕生していました。

 なお、空母「ヴィクラント」との共同訓練は海上自衛隊にとって初とのこと。同艦はインド初の国産空母で、南部の都市コーチにあるコーチン造船所リミテッド(CSL)で2009年2月に起工したのち、2013年8月に進水。2022年9月に就役しています。運用が始まってからまだ日が浅いため、海上自衛隊としては「初」となった模様です。

 ちなみに艦隊を組んだ際には、陣形のほぼ中央に護衛艦「あけぼの」が配置され、英印両国の空母の真後ろに位置していました。

 またイギリス海軍によると、空母「プリンス・オブ・ウェールズ」も2019年に就役したばかりのため、インド空母と艦隊を組むのは今回が初めてだといいます。とうぜん、同じことはインド側の「ヴィクラント」にも当てはまるため、日英印の3隻ともに今回の訓練が初顔合わせになったといえるでしょう。

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