第二次大戦以来!? 蘭空軍機に“撃墜マーク”が付与される 80年以上の時を経てポーランド上空で空戦

オランダ空軍のF-35Aに撃墜マークがついていることが確認されました。

第二次大戦以来の撃墜記録?

 2025年9月30日、オランダ空軍のF-35A「ライトニング II」に撃墜マーク(キルマーク)が描かれていることが明らかになりました。これは、ルーベン・ブレーケルマンス国防相が自身の公式Xに投稿した画像によって確認されたものです。

 撃墜マークが描かれた機体は、9月10日にポーランド領空内で発生したロシア軍のドローン(無人機)侵入事件に際し、北大西洋条約機構(NATO)の任務の一環として迎撃に出動したものと見られます。

 公開された写真では、F-35のコックピット下部に、自爆型ドローンを思わせるシルエットのマークが確認できます。オランダ国防省は、このマークが「9月にポーランド領空内で複数のドローンを撃墜した後に追加された」と認めており、これは明確な撃墜マークであることがわかります。

 ブレーケルマンス国防相も自身のXで、「あの夜だけでなく、今もなお、NATO領空を守るために、我々の部隊は24時間体制で待機しています。本当に素晴らしい!」と述べ、迎撃にあたったパイロットたちを称賛しました。

 なお、オランダ空軍は東西冷戦期以降、21世紀に入ってからも空中戦による明確な撃墜記録は公表しておらず、今回の撃墜マークの付与は、第二次世界大戦以来の出来事となる可能性があります。

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