
日本国際博覧会協会は7日、大阪・関西万博の運営収支が最大280億円の黒字になるとの見込みを発表した。特に入場券や公式キャラクター「ミャクミャク」の関連グッズの販売が好調で、収入全体の押し上げ要因となった。3日時点の入場券の販売枚数は約2200万枚で、黒字化の目安となる1800万枚を大幅に上回った。
収支見込みは7日、大阪市の万博会場内で開かれた理事会で報告された。万博運営費は1160億円。うち、969億円を入場券の売り上げ、191億円をグッズ販売のライセンス料などで賄う計画だった。これに対し、実際の収入は計画を約230億円上回る一方、支出は最大50億円減額できることから、最終的に230億~280億円の黒字になる見通しだ。
〔写真説明〕記者会見する日本国際博覧会協会の十倉雅和会長=7日午後、大阪市此花区
〔写真説明〕駆け込みで多くの来場者が訪れる大阪・関西万博の会場=9月30日、大阪市此花区
〔写真説明〕大阪・関西万博の公式キャラクター、ミャクミャク像の前に集まる来場者ら=7日午後、大阪市此花区