5回目の出場で初のアンダーパー 宮田成華が利府GC攻略で好発進「楽しみに、期待しすぎず」

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 初日◇26日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6590ヤード・パー72>

中盤戦以降は予選落ちが続き苦戦していた宮田成華が、首位と1打差の4アンダー・6位タイと好スタートを切った。
60台でのラウンドは、7月「明治安田レディスゴルフトーナメント」第1ラウンド以来、19ラウンドぶり。「ひさびさにショットが安定していた」と振り返り、パーオン率は77.7%(14/18)と高水準を記録した。奪った5つのバーディのうち、最も長いバーディパットは3メートルほど。ショットでチャンスを作り、それを決め切った。

シーズン前半戦は安定して決勝ラウンドへ進出していたものの、中盤以降は予選落ちが目立つようになっていた。特に調子が悪いという実感はないが、「夏場の重いグリーン」に苦手意識があることが一因と自己分析する。今大会のグリーンは例年以上に硬くて速く、「コロがりが素直」と感じられたことが、バーディパットを確実に決め切れた要因となった。

さらに、「ケガも無く、体は強いほう」と語る27歳は今年、体のケアをあまり行っていなかったが、今大会を前にケアを入念に施したことも好調につながった。

今大会は5回目の出場。これまで予選落ちが3回に棄権が1回、さらにアンダーパーのラウンドは一度もなかった。今年からは持ち球とは逆のドローにも挑戦しており、「例年に比べてコースを広く感じられている」と話す。そういった新鮮さも、苦手払しょくにつながったようだ。

現在のメルセデス・ランキングは63位。50位までに与えられる来季シード権の獲得のためには大量ポイントがほしいところ。6月の「ヨネックスレディス」で首位発進を決めて以来となる一桁順位でのスタートに、「グリーンはさらに硬くなる。楽しみに、期待しすぎず」と気持ちを引き締め、残り2日間へ臨む。(文・齊藤啓介)

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