維新、集団的自衛権を全面容認=憲法「戦力不保持」削除を提言

 日本維新の会は18日、「21世紀の国防構想と憲法改正」と題した提言をまとめた。戦力不保持を定めた9条2項を削除し、集団的自衛権の行使を全面容認。憲法に国防軍や軍事裁判所を明記することを盛り込んだ。現在の専守防衛から「積極防衛」へ転換する。
 維新の藤田文武共同代表は記者会見で、提言について、22日告示の自民党総裁選を意識したと説明。維新は自民、公明両党の連立政権入りが取り沙汰されており、改憲や国防に関する考え方も判断材料となりそうだ。
 提言は中国、北朝鮮、ロシアによる脅威の増大を指摘。「リアリズムの視座に基づき、安全保障環境の変化に伴い、わが国の防衛の基本方針は柔軟に転換すべきだ」と訴えた。 
〔写真説明〕日本維新の会の藤田文武共同代表=8月19日、国会内

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